クスクス

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Cous Cous

クスクスと聞いてどんな料理を思い浮かべますか?

イタリア語ではなさそうですね。実際アラブの文化が色濃いこの料理の起源は北アフリカ地方にあります。

北アフリカに近いシチリアでは有名で、今ではイタリアの一般的な家庭でも食されていますね。

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今日はこのクスクスについてご紹介していきたいと思います!

クスクスは北アフリカ地方のアラブ人達によって宴の席で振る舞われていました。

そしてその起源はマグレブ地域(モロッコ、チュニジア、アルジェリアなどの北アフリカ諸国)の人々にあります。

この名前はアラブ語が起源で「細かく砕いた」という意味。

料理の明確な起源は、アラブ人達がこの地域へ侵攻した7世紀より前のベルベル人たちにあります。

これがクスクスの祖先で、小麦や大麦、粟などの穀物類とともに進化していったわけです。

これらの穀物からセモリナ粉を作り水と乳でこねるとクスクスが出来上がります。

その後スペイン、フランス、そしてシチリアなど交易の広がりと共に地中海沿岸地域に伝わっていったわけです。

http://www.caccabe.it Storia del Cous Cous: dal Maghreb in Sicilia sulle rotte dei mercantiより引用

面白いのは、伝わる過程でそれぞれの地域の特徴が加わりクスクスが変化し、バラエティーに富んだ料理が出来上がっていったことです。

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アルジェリア、チュニジア、モロッコでは野菜とともに調理されます。(人参、カブなど)

辛いお肉のスープ(鶏肉、子羊肉、羊肉などが多い)でさっと茹でられます。モロッコではクスクスの上にレーズンと玉ねぎの甘酸っぱいソースをかけた魚が出されることも多いようです。 リビアの一部の地域では魚とヤリイカで調理されることがあります。チュニジアの肉のスープはトマトと唐辛子で赤色に、モロッコでは黄色が一般的です。
Tratto da: http://www.alimentipedia.it/cous-cous.html
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それでは。。